ペットショップの棚の前で、途方に暮れたことはありませんか?
初めてワンちゃんを迎える準備をした時、私が一番頭を抱えたのがドッグフード選びでした。
お店のフードコーナーに行くと、壁一面にずらりと並ぶカラフルなパッケージ。
チキン・ラム・グレインフリー・室内犬用…
見れば見るほど情報があふれていて、どれを手に取ればいいのか分からなくなってしまったんです。
もし変なものを選んで、お腹を壊したらどうしよう?
高いものじゃないと、健康になれないのかな?
そんな不安から、最初はパッケージの裏面を端から端まで読んで、30分以上立ち尽くしたこともありました。
でも、基本さえ押さえておけば、そんなに怖がる必要はありません。
私のように悩みすぎてしまう飼い主さんのために、まずは知っておきたいフードの基本を整理しました。
まずは3つのタイプを知りましょう
ドッグフードは、水分量や固さによって大きく3つのタイプに分けられます。
それぞれにメリットがあるので、ライフスタイルや愛犬の好みに合わせて選んでみてください。
- ドライフード(カリカリ)
最も一般的なタイプで、水分量は10%以下。開封後の保存がききやすく、コストパフォーマンスにも優れています。
適度な硬さがあるため、噛むことで歯垢がつきにくくなるメリットも。
まずはこれを主食(メイン)にするのが基本のスタイルです。 - ウェットフード(缶詰・パウチ)
水分量が75%程度と多く、お肉や魚の香りが強いため、ワンちゃんの食いつきが抜群です。
水分補給にもなりますが、開封後は冷蔵保存が必要で日持ちしません。
食欲がない時のトッピングや、ご褒美として使うのがおすすめです。 - セミモイスト・ソフトドライ
ドライとウェットの中間のような、柔らかい粒タイプです。
噛む力が弱くなったシニア犬や、硬いフードが苦手な子に向いています。
ただし、柔らかさを保つための添加物が含まれていることも多いので、成分表示を少し気にしてあげると安心です。
最初はドライフードを基本にして、食いつきが悪ければウェットフードを少し混ぜてみる、といった使い方が管理もしやすくておすすめですよ。
失敗しないために確認したい魔法の言葉
パッケージにはたくさんの売り文句が書いてありますが、健康を守るために必ずチェックしてほしい魔法の言葉があります。
それは、総合栄養食と書かれているかどうかです。
ドッグフードには、主食として毎日食べることを目的とした総合栄養食と、おかずやオヤツとしての一般食(副食)があります。
もし、一般食だけを毎日与え続けてしまうと、栄養バランスが崩れてしまう恐れがあるんです。
美味しそうだからと手に取ったその缶詰、実はおかずかもしれません。
毎日のごはんに選ぶなら、必ずパッケージに総合栄養食という記載があるか、確認してあげてくださいね。
また、もう一つ大切なのがライフステージ(年齢)です。
パピー(子犬)用アダルト(成犬)用シニア(老犬)用と分かれているのには、ちゃんと理由があります。
- 子犬用(パピー):
体が急激に成長する時期なので、高カロリー・高タンパクに作られています。 - 成犬用(アダルト):
健康維持のために栄養バランスが調整されています。 - 老犬用(シニア):
運動量が減るためカロリーは控えめに、関節ケアなどの成分が含まれていることが多いです。
1歳を過ぎたのに高カロリーなパピー用を与え続けていると、肥満の原因になってしまうことも。
愛犬の年齢に合ったものを選ぶことが、健康への第一歩です。
原材料の一番最初を見てみよう
総合栄養食で年齢も合っている。
そこからさらに一つ絞り込むなら、パッケージ裏の原材料名を見てみてください。
原材料は、使われている量が多い順に記載するというルールがあります。
ワンちゃんは本来、お肉やお魚が大好きです。
一番最初に書かれているのがチキンやラム、サーモンなどの動物性タンパク質であるフードを選ぶと、消化吸収が良く、食いつきも良い傾向にあります。
逆に、一番最初がトウモロコシや小麦などの穀類だと、カサ増しされている可能性も。
アレルギーがある子は特に注意が必要ですが、まずはお肉が主役のごはんかな?とチェックする癖をつけると安心ですよ。
愛犬のうんちと毛並みが答えです
いろいろとお伝えしましたが、一番の正解を知っているのは、実は愛犬自身です。
どんなに評判の良い高級なフードでも、愛犬が食べてくれなければ意味がありませんし、体質に合わなくてお腹を壊してしまうこともあります。
新しいフードを試した後は、愛犬の様子を観察してあげてください。
もし、うんちが緩くなったり、毛がパサついてきたりしたら、そのフードは合っていないサインかもしれません。
最初から大袋を買わずに、まずは少量のパックから試してみるのも賢い方法です。
「これだ!」と思えるごはんに出会えるまで、焦らずゆっくり、愛犬と一緒に利きフードを楽しんでみてくださいね。
