ポストに届く保険のチラシ、ゴミ箱に捨てる前にちょっと待って
ワンちゃんを迎えると、ペットショップや動物病院で必ずと言っていいほど「ペット保険」の案内を目にすると思います。
正直なところ、私も最初は保険不要派でした。
使うかどうかわからないものに毎月お金を払い続けるのは、なんだか損をしているような気がしてならなかったんです。
でも、先輩飼い主さんのある一言を聞いて、その考えがガラリと変わりました。
「お金がないから治療を諦める、という選択を、あなたは愛犬の目を見て言えますか?」
公的な健康保険がないペットの医療費は、全額が飼い主さんの自己負担です。
もし明日、愛犬が大きな病気やケガをして手術に30万円かかりますと言われたら…。
そのとき、通帳残高を気にせず「お願いします!」と即答できる安心感。
それが、ペット保険に入る本当の価値なのかもしれません。
貯金では間に合わない?まさかの高額医療費リスク
「うちは室内飼いだし、事故なんて遭わないよ」と思っていても、子犬の時期は予期せぬトラブルの連続です。
好奇心旺盛なワンちゃんにとって、家の中ですら危険がいっぱい。
実際に私の友人のトイプーちゃんは、ソファから飛び降りただけで骨折してしまい、手術と入院で合計30万円近くかかったそうです。
- 誤飲事故(おもちゃやマスクを飲み込む)
開腹手術が必要になると、10万円〜20万円コースです。 - 膝蓋骨脱臼(パテラ)
小型犬に多い関節のトラブル。片足の手術だけで20万円〜40万円かかることもあります。 - 皮膚炎や外耳炎
命に関わらなくても、慢性的になると毎月の通院費がボディブローのように家計に響きます。
もし犬貯金で備えるとしても、毎月5,000円貯めて30万円にするには5年もかかります。
貯金が貯まるまでの空白の期間をカバーしてくれるのが、保険というシステムの最大の強みなんです。
性格で選ぶ補償割合
いざ入ろうとすると、プランがたくさんあって悩みますよね。
多くの保険会社では、治療費の70%を補償するプランと、50%を補償するプランが用意されています。
私はここで数日悩みましたが、自分の性格と家計の状況に合わせて選ぶのが一番です。
- 70%プランがおすすめのタイプ
心配性で、すぐに病院に行きたい人です。
ささいな変化でも、費用の心配をせずに気軽に受診したいなら、手厚い70%がおすすめです。
早期発見に繋がりやすく、結果的に大病を防げるメリットもあります。 - 50%プランがおすすめのタイプ
保険料を抑えつつ、大手術に備えたい方です。
風邪くらいの通院費なら自腹で払えるけれど、「数十万円の手術代だけは助けてほしい」という割り切った考え方なら、50%プランで固定費を下げるのが賢い選択です。
高額な治療費の半額が出るだけでも、家計へのダメージは劇的に減ります。
また、地味に重要なのが窓口精算ができるかどうかです。
人間の保険証のように、病院の窓口で提示するだけで保険適用後の金額(3割負担など)で済むタイプと、一度全額を立て替えて後から郵送で請求するタイプがあります。
手続きが苦手な私にとっては、窓口精算ができることは必須条件でした。
健康なうちしか入れないというルール
もう少し歳をとって、病気がちになってから入ろうかなと考える方もいるかもしれません。
でも、ペット保険は、愛犬が健康な今が、加入できる唯一のタイミングです。
人間と同じで、一度病気にかかってしまうと、その病気に関連する部位は補償対象外になったり、最悪の場合は加入自体を断られたりすることがあります。
何も病気がないクリーンな状態で入れるのは、実はとても短い期間だけなのです。
保険証は「愛犬を一生守るよ」の約束手形
もちろん、一生元気で保険を使わないで済むのが一番の幸せです。
その場合、支払った保険料は掛け捨てになりますが、それは損をしたのではなく、「何もなくてよかったね」という平和な時間を買ったのだと思います。
お財布の中に愛犬の名前が入った保険証があるだけで、何かあっても、私が守ってあげられるという自信が生まれます。
愛犬への最初のプレゼントとして、そしてあなた自身の心の安定剤として、ペット保険という選択肢を一度じっくり検討してみてはいかがでしょうか。
